ローターまではくっつきましたが
ハブがアームに接触して回らないので〜・・・・・


ドラシャハブの厚みとボルトナットの分を考慮して削りました


更に安全パイで叩いてへこませて
スキマから裏当て金を入れて補強&溶接です


これでキャリパーが乗っかりました
これでブラケットを作成出来ます
第371話
ハブが当たるので・・・・
(R31リア足回り移植して見よう その7)
2006.11



先回 ローターの取り付けまで終わったR31部品移植中の
ハコスカ足ですが

このままでは ローターが回りません・・・・・・
それは何故かと言うと〜・・・う〜ん・・・
最初から解っていましたがアクスルのハブが大きすぎて 
アームに当たっちゃうのです・・・・・
まあ リブだけカットすれば行けそうなので
さっさと削ってしまいましょう!!!

ギュ〜ンギュ〜ン・・・・・
ギュ〜ンギュ〜ン・・・・・・・・・

ドラシャハブの厚みとボルトナット分も考慮して〜・・・・
ホイ削り終わり!

これで当たらなくなったのですが 安全パイを取って
ちょっとへこませます!

そんでもって2ミリ程度スキマがあるので
そこから補強の当て金を中に落とさないよう挿入・・・・・
後は当てがねと同化させるがごとく溶接を・・・・

そして色を塗ったら〜・・・・・・
これでようやくローターがくるくる回るようになりました!(笑)

ローターが回るようになったので 
お次はキャリパー取り付けの作業に移ります!!

今回使用するのはR31のキャリパー・・・・・では無く
R32タイプMのキャリパーを使用します

まずは普通に載せて見ると〜・・・・・・
う〜ん・・・・バックプレートのキャリパーが入る間隔が狭い・・・・
狭けりゃカット!と言う事で 金のこで両端1センチづつカットしました!!
カットした所で手を切らないように やすりで慣らして〜・・・・
それではキャリパー合体!!!
当然スコンと収まりました!

今日の所はこんな感じで終了!
これで次回はキャリパーブラケットの作成にかかれます!
う〜ん!とりあえず使えるようになるまで
後一歩って所まで来ましたが ここからが大変そうな予感・・・・・・
まあ 期限を設けてる訳じゃ無いので気の向くまま進めて行きます



ローターが回るようになったのでキャリパーを・・・
キャリパーはR31?では無くR32タイプMを使用
キャリパーが入るバックプレートの間隔が狭いので
1センチカットです(反対側も同じく・・・)

漏れては治し漏れては治ししてましたが・・・・


某氏より頂いたGL用のラジエターに交換です
(左44GT−R 右GL)
微妙に違いますが問題無いでしょう!


交換終了!
第372話
お漏らし・・・・
2006.11


久々にGT−Rの作業です
今回のレシピは〜・・・・ラジエター交換です!
と言うのも ラジエターアッパー船が経年変化で薄くなってるらしく
半年にに1度ぐらいはピンホールが開いてしまい
修理→穴あき→修理→穴あき・・・・の繰り返しでした・・・・・
いいかげん嫌気がさしたのと 
GT−Rに付くであろう GL用のラジエターを
某氏より頂けた為 今回の作業となりました!

さてさてそれでは作業開始!
まずはクーラントを抜いて ラジエター外し・・・・

外し終わったら GL用のラジエターの横に並べて
一応見比べて見ます・・・・・

取り付けの穴位置は同じようです!
当然 アッパーとロアの出入り口位置も同じ!
コアも同じようです!
しか〜し・・・・・
アッパーとロアの容量がGL用は少ない作りになってます・・・・・
ラジエターの部品番号を調べて見ると 
44年はGLもGT−Rも同じ番号なので
初期は物が同じと言う事になりますね!
しかし45年〜からは番号が違っており
どこかしら物が違う事になります・・・・・
多分 この容量の少ないアッパーとロアがGT−Rと違う所なのでは?
そんな訳で このラジエターは45年〜の物では無いかと・・・・
まあまあこれぐらいの違いはさほど影響ないと思いますので
漏れてるよりはマシだし
修理の手間も当分の間は無いと信じつつ
そのまま付けてしまいます!

では交換!
位置関係は全く同じなので 何の苦労も無く取り付け完了!
そしてクーラントを注ぎ一応漏れを確認して
エア抜きを兼ねて 水温が上がるまで試走!

近所をグルグルと放浪すること1時間・・・・・
帰宅後調べて見ても漏れは無し!
エアが抜けて少しだけクーラントが減ったので
補充したら作業完了!
これで 漏れから解放されました!

アッパーとロアの容量が気にかかる所ですが
物も外れた事だし このGT−Rのラジエターを
OHに出して 帰って来るまでのツナギと言う事で
それまでこのまま乗ってようかと思います

しか〜し・・・・
OHするにも先立つ物が・・・・・・・・
その他にも色々と入り用なので
余裕が出来るまではこのままでしょう・・・・・・(笑)
う〜ん 元に戻るのはいつになる事やら・・・・

原寸合わせで板組みして型どり・・・・


板組みで作った型(上)を元に
数個試作品を作って見ました・・・・・


大体この辺に溶接されるのですが
あっちに当たる こっちが狭い 変に傾いちゃうと
あてがっちゃ削りして〜・・・・・

第373話
キャリパーを付けるには・・・
(R31リア足回り移植して見よう その8)

2006.11

さてさてドライブシャフト問題も解決し 
大きく残すはキャリパーの取り付けとなった
R31足出来るだけ移植計画ですが

最後の難問であろう キャリパーブラケットの作成に入ります

まずはボルトピッチが同じ小さめのブラケットを
10ミリ板から切り出して
取り付けられる位置に合わせ 帯鉄で板組みして
今一度キャリパーの位置関係 傾きが無いか確認したら
点付け溶接して型を作って行きます!

今度はその型を元に
ブラケット試作品を切り出して行きます!!

後は あてがっちゃ削り あてがっちゃ削りして
キャリパーがいい位置に来るよう調整・・・・・

作業を繰り返す事半日・・・・
ようやく最終形のブラケットが出来ました!

グラインダーと格闘すること半日だったので
手がしびれてこのまま溶接に入るとロクな事が無いと判断

ブラケットの溶接は次回に持ち越しです
とりあえずの目標 R32キャリパーの取り付けまで後少し・・・・
なんとか年内中にはメドがつきそうな気がして来ました!
この勢いを持続して 次回に完成!
って事になればいいのですが・・・・・・


最終的にこうなりました!
後は溶接になりますが次回に持ち越し・・・

全ての部品を付けてキャリパーの傾きに注意しながら
この状態でブラケットを点付け溶接


溶接でひずまない程度点付けしたのち
本格的に溶接します


こんな感じになりました!
後は手つかずだった左側アーム ドラシャに
今までの行程を施せば・・・・・・・


駆動系&ブレーキ サイドブレーキ系は完成です!


お次のレシピはコイツ!
そうスタビです!!
第374話
溶接!
(R31リア足回り移植して見よう その9)

2006.11


さらに先回からの続きです!
R32リアキャリパーブラケットの作成が終わった
R31リア足回り移植計画ですが
とうとう作業も終盤でブラケットの溶接に入ります

まずはサイドブレーキパーツ ローターキャリパーなど
諸々の部品をつけて キャリパーの芯出しをしつつ
ブラケットを点付け溶接して行きます!

本格的に溶接してもひずんで傾かないよう
8カ所程度点付けしたら
組んだ部品を外して 溶接出来る状態にします!

それでは準備も整った所で溶接開始!
念には念を押して 溶接もひずみが少ないよう
2センチ程度のビードで飛び石に溶接して行きます!
合間合間にブラケットの倒れが発生していないかチェックしながら
肉盛り2層の3本ビードで溶接完了!

小一時間ほど冷やす為放置して着色!
後は元通り組み直せば〜・・・・・

ホイ!R32キャリパー取り付け完了!
当然ながらちゃんとアクスルも抵抗無く回ってます!(笑)

これで右側アームの作業は終わったので
データ取りの為手つかずだった
左側R31アームとハコスカアームを分解して
今までやった作業を施して行きます!
オフセットやらドラシャの長さやらに
悩みながらやる訳じゃ無いので半日で終了
これで 左右両方のブレーキ&サイドブレーキ 
アクスル ドラシャがR31(キャリパーはR32)化されました!
後はR32キャリパーに合わせ
過去記事170話でやったようにブレーキパイプを新たに作れば
使用可能になります

しか〜し!!去年取り付けた
DR30流用スタビで スタビの重要さを
体感してしまったので
当然の流れでスタビも流用する事に・・・・・・
そんな訳でお次のレシピはスタビ!
これまた曲がりが全く合わないので
過去記事294話〜でやった作業と同様に
ぶった切りでの取り付けになる予定です・・・・・・・
なにはともあれゴールまでもう少し!
完成目差して更なる邁進です!

白老で不調となった3リッターを
ようやくバラして見ました


え〜と・・・・クランク コンロッドは被害無し
メタルは全体的にダメです・・・・
親子共全て同程度で剥離したり
傷が入っていると言う事は・・・油圧??


いやいや 何らかの原因でコイツが開きっぱなしになった?
と考えるのが妥当な線ですね

第375話
被害の程度は?
2006.11

白老で不調になった L28改3リッターをバラして見ました
まずは油圧が上がらなくなった原因の究明です

まずはキャップを外してクランクを取り
クランクの程度を点検・・・・・・
目視で見ても特に致命的な損傷は無いようです

お次にコンロッドを点検・・・・・
こちらも メタルが回ったり焼き付いたりなどの
特異な状態は見受けられず
異常は無いようです

しかしメタルを確認して見ると 親メタル 子メタル
同様 同程度に層の剥離 傷があります

メタル傷の程度を場所的に見ていくと
親メタル側の被害は
センターが僅かながら軽くで両端に向かうにつれ
酷くなっているようです・・・・

子メタル側も同様で 端に向かうにつれ酷くなってます
完全に油圧のかかり具合とリンクしてますね・・・・・

以上の事を考えると何らかの原因で油圧が下がり
メタルが逝ったのでは無いかと思いがちですが
油圧の低下だけだと経験上こうはならないので
他に原因があるのでは無いかと・・・・

そんな訳で色々と調べていると〜・・・・・
ん?ジャーナル ピン回りのオイルライン洗浄で
メタルカスが出現・・・・・・・

と言う事は!
オイルがフィルターを通って無い事に・・・・・・・
フィルターを通らないラインとすれば
考えられるのはリリーフが解放してしまいゴミが回って
メタルに傷が入ってしまい 更に油圧低下
後は悪循環の繰り返しでメタル全損・・・・
そう言う訳で原因は多分コレ!
フィルター取り付け部に着いてる
オイルリリーフが 何らかの原因で
結構な間 開いてしまったのでは無いかと・・・・・・・

走行中エンジンの異常に気づく数十秒前に
右コーナーで 右前輪をコース外に脱輪させてしまい
結構なショックを体感した直後でしたので
多分この事も原因の一つですし
その時の油温も120度を超えていた気がしますので
悪い要素が複合的に重なったのでしょう・・・・・

なんにしてもガックリなので
今日の所はここまで・・・・・
次回はメタル交換で 早めにエンジンを復活させたいな〜・・・
と思います

366〜370話  トップ  376〜380話