ブシュ〜ブシュ〜!!
灯油をガンで吹きまくり!
画像はこれだけですが この他にも
エアブローやらパーツクリーナーやらで
丸1日徹底洗浄でした・・・・
第366話
洗浄!洗浄!!また洗浄!!!
2006.9


先回 コンロッド大端部の逃げが不安だったので
今一度バラして削り直したブロックですが
再組み立ての準備と言う事でブロックの洗浄です!

洗浄について某方に口酸っぱくご指摘を受けたのもあり
「今日1日は洗浄の日!」と心に決め
朝から日が暮れるまで 丸1日徹底洗浄して見ました!!

まずはエアブローでウォーターラインを徹底的に・・・・・・
エンジンをぐるぐる回しながら 錆カスや
ほこりっぽい物が出なくなるまでブローしまくります!!!!
夢中になる事数時間・・・・・・
そろそろなにも出て来なくなったようなので
お次はエンジン全般 特にオイルラインを重点的に
クリーニングガン&灯油で徹底ブロー・・・・・
これまた エンジンを回す事数十回転・・・・・・
午後になっても引き続き小一時間ぶっ通しで洗浄・・・・・・
どの辺が頃合いなのかやめ時が解りませんでしたが 
灯油を20リッターまき散らしたのを確認・・・・・
この辺でエアガンに持ち替えてエアブローして行きます!
大体エアブローした所で 
パーツクリーナーとエアブローを併用しながら
最後の清掃に入ります!
・・・・・・・
パーツクリーナーを使う事数十本・・・・・・・
日も暮れて 外も真っ暗になった事もあり
この辺で・・・・・・・・
今日の所はほこり防止でごみ袋を何重にもかけて終了・・・
とりあえずこの状態で組み付けに入ろうかと思います

ドラシャの短縮だけでは幅が足りないので
R31ハブを加工します


オイルシールのスロアを外し旋盤加工・・・・
5ミリぐらい短縮すれば行けそうでしたが
余裕を考えて7ミリ短縮・・・・
そして短くなってオイルシールが潰され付かないので・・・・


オイルスロアがあった所も追い込んで削ってもらいました


外したオイルスロアですが真ん中で分離して
ドラシャ側方向だけ使います

第367話
まずはドラシャから その2・・・・
(R31リア足回り移植して見よう その4)
2006.10


先回 R31ドライブシャフトに若干の短縮加工を施して
一応あてがって見た訳ですが
もう少しの所でシャフトが全縮し突っ張ってしまい
シャフトでの短縮は もう無理!と言う事で
今回はハブを短縮加工して
等速ドラシャの可動範囲を確保して見る事にしました!

まずはハブ無しで ドラシャが一番狭くなるアーム位置を探し
ノギスで後どれぐらいのクリアランスが必要なのか
調べて見ました・・・・・・・・

う〜ん 後5ミリぐらい幅があればで行けそうな感じです
そんな訳で ハブ短縮の加工シロは5ミリ・・・いや・・・・・
余裕を持って7ミリ短縮する事にしました・・・・・

まずは加工前の準備で オイルスロアを叩いて外します
外れたら 近所の加工屋さんに直行!
ベアリング当たり側を7ミリ落としてもらいました!

その状態で仮に取り付け!
おっ! 計った通り5ミリぐらいでギリギリ
7ミリだと余裕で ドラシャの突っ張りも無く
アームが自由に動くようになりました!
クリアランスの確保はこれでOKです!

しか〜し!オイルシール(グリスシール?)の厚みより
短くなってしまった為 シールが潰されてしまいます・・・・
このままではダメなので
元々オイルスロアがあって一段大きくなってる所を
同じ径で追い込んでもらう事にしました!

そんな訳で再度 加工屋さんに逆戻り・・・・・
小一時間で加工も終わり
品物を受け取って 作業再開です!!

お次は外したオイルスロアですが
真ん中で分離して
ドライブシャフト側だけ使います・・・・
しかし このまま付けてもスカスカなので
ポンチなどで 3カ所程かしめて
たたき込んで取り付けました!

一応オイルシールをあてがって
潰される事が無いか確認・・・・・・大丈夫なようなので
アームにインナー側のベアリングとオイルシールを付けて
アクスル無しであてがって見ました!

やった〜! ドラシャのクリアランス確保!!!
これで R31等速ドラシャの流用にメドが付きました!

しかし 等速ドラシャのみの移植が目的では無いので
お次は 作業のキモとなる
R31バックプレートの移植と
ローターインサイドブレーキの移植に移りたいと思います!



スロアがスカスカなので ポンチで数カ所かしめて
たたき込めば 加工ハブ完成!
オイルシール(ハコスカ用)もこんな感じで付きます



アクスルを入れずにあてがって見ました!
引っかかりも無く稼働!これで取り付けにメドが立ちました!

ドラシャは付いたのでお次は・・・
そうバックプレートを移植!
ハコスカバックプレートの切り抜き型を使って
穴位置の変更を・・・・・
ちなみにセンターサークルは同じ径でした


ひっくり返すとこの位置がボルトを締めるのに
じゃまなので 3ミリぐらい削りました


プレートを取り付けて見た所・・・・


サイドブレーキのパーツを組んだ所で本日終了・・・
ワイヤーを手で引くとちゃんとシューも拡張してます
第368話
お次はバックプレート!
(R31リア足回り移植して見よう その5)
2006.10


R31等速ドライブシャフトの取り付けも一段落し
各加工の記憶が新しいうちに
次の作業 R31バックプレートの移植に取りかかりました!

まずはなにはともあれ ハコスカバックプレート取り付け穴に
合わせる為 
R31バックプレートの穴位置を変更します

ここで登場するのが 昔 R32キャリパーブラケット作成時活躍した
ハコスカバックプレート切り抜きの穴型君です

これをあてがって〜・・・・R31のセンターサークル確認!
ん???なんだ・・・・ハコスカと同じなのか・・・・・

センターサークルが同じなのでここは無加工! 
ドリルでボルト穴の位置変更を・・・・

穴開け終了でひっくり返して見ると
一カ所だけリブの端に穴が開き
ボルトの締め不良になってしまうので
ちゃんとボルトが座るように リブの端を3ミリぐらい削ります

これで穴変更加工終了
バックプレートの取り付けです!
おっ! どこにも干渉する事無く 無事に取り付け出来ました!
しか〜し・・・・・・
サイドワイヤーの出る方向が
アームの補強板?の端に接触しそうなので
ここも5ミリぐらいカットしました!

一応サイドワイヤーを通して確認!
当たらなくなったので
サイドブレーキのインナーパーツを組み込んで行きます!

取り付け時 インナーパーツがボルト頭に干渉しないか確認!
異常無く取り付け完了です!

これでサイドブレーキのシューまで取り付け完了!
お次はアクスルを取り付けてトレッドの確認もしくは変更と
ローターの位置関係を調整しようと思います



サイドワイヤーの出る方向に補強板?があるので・・・・


5ミリ程カットしました


案の定そのままつけるとハブボルト裏あたりが
サイドブレーキパーツに当たります・・・・


なので加工屋に走って 厚さ6.5ミリの
トレッド拡大スペーサーを作成!
ベースは程度悪なハコのベアリング解体品


小さい方はここに挿入!


大きい方はこの中へ・・・・
これでトレッド6.5ミリ拡大!


諸々を付けてローターをかぶせました
ワイヤーを引くと ちゃんとサイドが効いてます
これで ローターまで取り付け完了!
第369話
お次はアクスル!
(R31リア足回り移植して見よう その6)
2006.11


色々と苦戦しながら進んでいるR31リア足計画ですが
先回 サイドブレーキパーツの組み込みが終わったので
アクスルを挿入して見ました!

しか〜し・・・・予想通りハブボルト裏あたりが
サイドブレーキパーツに接触してしまうので
このままでは取り付け不可です・・・・・

そんな訳でトレッドを変更します
幅だけ考えれば アウターのベアリング裏に
スペーサーを作成して挿入すればいいのですがそれだけだと 
インナー アウターベアリング押さえの中子にスキマが出来て
アクスルのボルトを締めた時 横圧でベアリングが
破壊しかねないのでインナーとアウター両方に
同じ厚さのスペーサーを挿入する事にしました・・・・
それでは何ミリのスペーサーが必要か計測・・・・・
データ取りの為 未分解の左側R31にノギスを当てて
アクスル シューの位置関係を採寸!
変わってハコスカの方を調べて見ると〜・・・・
う〜ん・・・・ 9ミリぐらいトレッドを広げれば
R31と同じ位置関係になるようですがそこまでやってしまうと 
アクスル側インナーベアリングの挿入シロが少なくて
ヤバい感じなので
高くて当たっているサイドブレーキシュー押さえ皿から
3ミリスペースが確保出来るようアクスルを挿入!
この状態だと 6.5ミリアクスルが外に出た状態になります
なので スペーサーの厚さは6.5ミリに決定!

厚さも決まった所で スペーサーの材料探しです
いいスペーサーの材料は無いかな〜・・・・・・
ん?そうか ベアリングスペーサーなんだからベアリングで・・・・
では取り急ぎ 程度が良くない 回した感触ゴロゴロ目の
ベアリングを解体します
解体と言っても フローティングシールをこじって剥がし
玉と玉の間をポンチで打ち抜いて 玉押さえを壊したら
玉を一カ所に寄せて〜・・・・これで分解完了!
これを持って 加工屋さんに走ります!
単純な加工なので小一時間で帰宅・・・・・

すぐさま 挿入して 感触を確かめます!

おっ! アクスルは接触する事無く取り付け完了!

お次はローターをかぶせて〜・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

トレッドの拡大幅を減らしたので
バックプレートにローターが接触するかな?と思っていましたが
当たること無く すんなり付いちゃいました・・・・・
一応 手でサイドワイヤーを引いて見ると
ちゃんと作動してる手応えが!
そんな訳で ローターまで取り付け完了です!

ローターが付いた事で ようやく現実味が増してきました
お次は 大詰めのキャリパーブラケットの作成に移ろうかな?
と思います・・・・・

重い腰を上げてようやくエンジン降ろし・・・・


異物確認の為オイルを濾してみます
結果粒子状のキラキラした物が・・・・・
と言う事は・・・・・・・・


オイルパンを剥いで見ました
案の定剥離したメタルが浮遊・・・・・・
後は被害程度の確認ですね・・・・・
第370話
軽傷?重傷??
2006.11


しばしほったらかしだった 白老で逝ったGTですが
次のエンジンが完成した時に エンジンを降ろそうと思っていた所
どうやら完成が越冬しそうなな感じでしたので
降ろしちゃう事にしました・・・・・・

良いことなのか悪い事なのか 度重なるエンジン積み卸しで
作業手順が手際良くなっております・・・・(笑)
そんな感じでものの1時間でエンジン降ろし完了・・・・

とりあえず余ってるエンジンスタンドに取り付けて
エンジンオイルを抜いて見ます

抜く際に異物確認の為 オイル受けにウエスをひいて
抜き終わったら オイルを濾して見ます

う〜ん・・・・粒子状のキラキラした物が混じってます・・・
多分メタル?かな〜・・・・・・・

抜いただけでは判別がつかないし
後少し時間があるので
オイルパンだけ剥いで見る事にしました・・・・
その結果は〜・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・
案の定 剥離したメタルが底に溜まってますね・・・・・
これでメタルが逝った事が解りました・・・・
後はクランクまでバラして
各ジャーナル ピンのメタルを総確認して
被害の程度を探る予定です・・・・・・

クランクはL28クランクだから逝っててもいいけど
コンロッドは助かってて欲しいな〜・・・・
なんて願うこの頃でした・・・・

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