S20エンジン用エアクリです
36年お疲れ様でした!
しかしこの部品も既に製造廃止・・・


職場に捨ててあったエアクリ
こっちの方が程度よし(笑)
端をカットして〜・・・


中身を出します


S20エンジン用エアクリを分解!


上下の蓋?に木工ボンドを・・・・

第311話
エアクリを治す!
2005.11

先回プラスチゲージが無くなってエンジン組み立てが頓挫しているので
違う事をやってます・・・・
その違う事とは〜・・・・前に新品に交換した後
治そうと思って放置していた 4ドアGT−Rのエアクリに着手です
部品は既に製造廃止で発注をかけても
待てどくらせど来ない状態だけに
この中古のガラも重要になって来ますね!

まあそんな事はおいといて 作業開始です!
まずは純正の寸法を確認します!


高さ182ミリ〜!

厚さ28ミリぐらいかな・・・・


寸法を確認したら それに合うエアクリを買い・・・・いや
拾いに・・・(笑)
そんな訳で職場のゴミの中から程度の良さそうな物を選んで〜・・・
外周の大きさと高さはカットすればOKなので大きい物を・・・・
厚みは折り直しが面倒なので丁度良さそうな物を・・・・
おっ! なんだか丁度良さそうなゴミが!(笑)
上下の蓋?をカットして 中身の濾紙を引きずり出します!


引きずり出したら高さに合わせてカット!
と出したまま切っていたらやりにくかったので
いったん引きずり出したのを元に戻して
不要分飛び出させた状態にして
金のこの刃でカットして行きます!


カット完了!

カットが終わったら外周の大きさを確認!
ちょっと大きいようですが
アコーデオン状態なので楽に入りそうだし
濾紙面積が増えるので 切らずに使おうかと・・・・

さて次は GT−Rエアクリを分解!
金属部分を曲げないよう丁寧に〜・・・・
と思ったら お歳のせいか 濾紙を引っ張っただけで
バラバラに・・・・・・・

もう部品は揃ったので組み立てです!
次の分解を考えて(笑)
上下の蓋?の裏に木工ボンドを塗りたくり
元通り組み立てれば〜!

ホイ完成!
新品のエアクリを使って治せば
もっと良くなるはずです!(笑)

まあ ヒマ潰しネタでしたが 
お困りの方がおられれば やってみては如何でしょうか?


完成〜!前の状態よりは良くなりました!(笑)
新品を使えばもっと良くなるはず!!(爆)


プラスチゲージが届いたので作業再開!


やり残していた1〜5番コンロッドを測定
大体0.05〜0.06ぐらい・・・
他も同じぐらいでいいトコです


3リッター腰下で〜す
クランクも結構軽めで回ってます!



某ショップ製 なんてものは使えないので
銅キャップを お値段1個50円
しかし 穴と同サイズなのでこのままではスカスカ・・・・


内サイズよりチョイデカのボックスを
たたき込んで拡大!


ヘッドが出来るまではこの状態で待ちぼうけです・・・
第312話
作業再開!
2005.11


さてさて プラスチゲージ在庫切れで中断していた
3リッターエンジン組み付けですが
先日 部品屋に品物が届き作業再開です!

先回を思い出すと 6番の子メタルはメタル合わせ完了!
残すは1番から5番の子メタル合わせです
ではまず1番・・・・
0.05・・・・これもいい感じ!
それでは組み付けてクランクを回し
2番5番を計測!
これも0.05〜0.06に入ってます!
お次は3番4番!これもOK!!

子メタル合わせ 組み付けも完了したので
確認の意味を含め クランクキャップ コンロッドの
締め付けをトルクレンチで再度確認!
カキッカキッ!
異常なし!
ヤッホー!これで3リッター腰下完成で〜す!
クランクを回して見ても 軽めで回るので
楽しみな感じです!!

ん?そう言えば後2カ所程やることが・・・・
完成と浮かれる前に それをやっつけないと・・・・
まず1つ目!

元のストレーナ穴にフタを・・・・ 
まあまあこれは 買っておいたドレンボルトを
取り付けて増し締め・・・・・・
絞めたら ゴム栓で前ストレーナ穴にフタをして
オイルポンプ穴側からエアーを吹いて
フタをした後ろストレーナ穴回りに石鹸水をつけ
リークの確認・・・・・
シューッ!・・・・泡立ちが無いのでOK!
まず1つ完了!



後ろストレーナ穴にフタを・・・・
リークも無いようなので 処置完了!


それでは2つ目!
2つ目は ブロバーバイ穴の処理・・・・
と言うのも タコ足によっては
純正ブロバーバイホルダーが接触するので
フタをしておいた方が後で便利!

某ショップで売られている物は高いので銅栓で・・・
お値段1個50円也・・・・・

しかし穴とサイズが同じなので このままではスカスカ・・・・
栓の内側よりチョイデカのソケットコマを打ち込んで
サイズを拡大しました!

出来上がった物を これまたソケットのコマ等使って
ブロックのブローバイ穴に打ち込めば〜・・・・
ホイこれで腰下は完成!

ヘッドの作業が終わるまで腰下は放置プレイなので
ビニール袋で覆って格納!今日の所はこれで終了です
お次はヘッド回りの組み立て・・・・
なのですが 仕事の都合で明日から月末まで不在なので
次の作業は来月頭からになりそうです・・・・・
目指せ年内エンジン完成!!!を願って・・・・・・



ソケットコマで打ち込んだら完了!




使用予定のヘッド
腰下と仕様のマッチングが悪く据え置きしてたヤツです

ちなみに仕様は燃焼室アルゴン肉盛り
燃焼室形状は古めかしいハート型で面研1ミリ
ピストンリセス容量4〜6cc ヘッドガスケット1.2ミリなら
圧縮比10.5:1〜11:1ぐらい
ポートはINはニスモガスケット合わせで拡大
EXはさらう程度拡大 バルブはL28ノーマルで
バルブシート内側拡大程度のヘッドです・・・・
洗浄 バルブ摺り合わせ等々お次はヘッド作業に移ります!


まずは分解&洗浄!


有る程度洗い終わったら 
一応バルブの摺り合わせを・・


ちなみに燃焼室はこんな感じ・・・・
近代物と比べると古めかしい形です・・・


仕様の確認で容積測定も・・・・
ちなみに燃焼室38ccです


ついでにこちらも・・・・・
リセスは3ccでした!


容積測定で使ったグリス
クーラントを落としたのち
バルブを組んだ所で本日終了!
ちなみにニスモのバルブスプリング&
オフセット2.5不明クロモリリテーナー
ワッシャー調整40ミリでセットです
第313話
ヘッドの部!
2005.12


さてさて 3リッターエンジン組み立ても中盤を迎え
いよいよヘッド回りの作業となります!

まずはなにはともあれ ほったらかし状態だったので
分解&洗浄をば!

バルブを外して〜・・・・・・
外して〜・・・・・・
ピョン!
むむむ・・・・コッターが吹っ飛んで
2個程行方不明になってしまいましたが
純正だし予備もあるので
捜索を打ち切って作業を再開します・・・・
次に徹底的にカーボン落としを・・・・
と いいつつもそんなに積めて組む訳では無いので
そこそこ綺麗になった所で終了・・・・・
次のバルブ摺り合わせ作業に移ります!

まあまあこれも マシーンって素晴らしい!
って事で バルブラッパ大活躍!!
IN EX12本2時間ぐらいで
当たりの確認まで終わりました!

バルブ当たりが出た所で 確認の意味を含め
燃焼室の容積測定!
プラグを付けて〜・・・・・・
バルブ回りとヘッド当たり面にグリスを塗って漏れ止め・・・
色付き液体の方が解りやすいので冷却水を
エアを上手く逃がしながら注入!
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・
各気筒共60ccから注入して22cc残ったので
容積38cc!
ついでに リセスの容量も量って見ました!
むむむ・・・・若干浅めのリセスなので3cc・・・・

と言う事は・・・・
ガスケットをt=1.2とすると〜・・・・・
今度は間違わないように・・・・(笑)
(圧縮容積+燃焼室容積)÷燃焼室容積=圧縮比なので
8.9×8.9×3.14÷4×7.9=491.220815cc(圧縮容積)
8.9×8.9×3.14÷4×0.12=7.461582cc(t=1.2ガスケット)
38(燃焼室)+7.461582+3(リセス)=48.461582cc(燃焼室容積)
(491.220815+48.461582)÷48.461582=11.1362934
圧縮比は大体11:1って感じになるようです・・・・
予想外にいい感じです!

さあさあ計算はこれぐらいにして次に映ります!
まずは 先程塗ったグリスと クーラントをふきふき・・・・
再度パーツクリーナーで洗浄!

これでヘッド組み立ての準備が出来ました!
それでは組み立て!!!

ちなみに使うバルブスプリングは純正より太めなので
多分ニスモ?っぽいヤツをチョイス!
リテーナーは軽そうなヤツがコレしか無いので
どこのメーカーかは不明の2.5ミリオフセットクロモリ?リテーナー!
まずはノーマルと同じ組み方で1番IN EXバルブ組みます!
組んだら デプスゲージ等でセット長の確認・・・・
と言ってもニスモっぽい不明強化スプリングなので
データは無し・・・・・
ノーマルでもなんでもよく使う数字 40ミリセットに近くなるよう
合わせます・・・
では測定・・・・・ 39?ってトコか〜・・・・・・
1ミリ足りないようなので ワッシャー1枚追加!
大体こんなトコかな〜・・・・・
元々中古の不明品寄せ集めなので
悩んでもしょうがないと言う事で この状態で組んで行きます!

それでは バルブスプリングを組んで〜・・・・
組み終わったら プラハンでパンパンリテーナーを叩いて
馴染ませれば〜・・・・
バルブ回り組み付け完了!
おっ!もう外も暗くなって来たので
今日の作業はここで終了です!
お次は カムホルダーを取り付れば〜!
むむむ〜 ヘッド完成間近です!!!!
来週あたりに結合出来る事を目指して頑張りま〜す!

バッテン印が・・・・なんだったっけ〜??


思い出しました・・・・
正体はネジ山なめてた所の印・・・・・・


ネジ屋に直行!ヘリサートを小売りしてもらいました!


8.5ミリに下穴を広げて〜


自作ヘリサート挿入ボルトです!
幾度と無く作っては無くし・・・・・・(笑)
ちなみにコイルには挿入後叩いて
引っかかりの足が折れるように切り欠きがあります(矢印)



ネジ山復活!!!


ガイド ロッカーアーム カムも取り付ければ〜!
ホイ ヘッド完成!


76ってホントに76度?
後で調べて見る事に・・・・・・
第314話
そう言えば・・・
2005.12


さてさてヘッド組み立てもカムホルダー回りの組み付けを迎え
佳境に入っています!
ではカムホルダーを乗せて〜・・・・
ん?
なんだ このバッテン印????
よ〜く思い出して見ると〜・・・・・・
あーーーーっ!!!!!
カムホルダー外した時 ネジ山がダメになった所に
印してたんだった・・・・・・・・・・・
治さないとダメじゃん・・・・・
補修用のブツがあるか電話で在庫確認した所・・・・
あるそうです!!!
そんな訳で張り切って朝からの作業でしたが
急遽 補修用の物を調達しに
札幌のネジ屋さんに向かいます・・・・・
そのブツとは〜・・・・
ホイ! ヘリサートのヘリコイルです!
通常だと50個100個のロット販売ですが
ネジ屋さんの小売りなので10個購入!
そんでもって ブツを受け取り とんぼ帰り!
即作業開始です!!

元ネジがM8 P1.25で
ヘリコイル挿入シロがM10 P1.25なので
10−1.25で8.75・・・いやいや
そんな都合のいいドリルの刃は持ち合わせていないので
8.5ミリのドリルで下穴を開けます!

そんでもって M10 P1.25のタップ立て・・・・



タップが立て終わったらヘリサートの挿入!
工具は〜・・・・あり?挿入具が無い???
また行方不明のようです・・・・・
まあ工具と言っても 自作品で一見工具に見えない事から
鉄クズで捨ててしまったかも・・・・・
そんな訳で 挿入具を作成・・・・
M8 P1.25ボルトのネジ山をグラインダーで落として〜・・・
金のこで頭に切り込みを入れれば・・・
ホイ!ヘリサート挿入具完成!
道具が出来たら さっさと挿入!


ネジ山に沿わせて
ボルトと同じく回して挿入!




挿入が終わったら ヘリコイルの足を折って〜・・・・
ホイ!ネジ山復活!!
切り粉をエアで飛ばして 洗浄したら カムホルダーをつけちゃいます!

ついでにロッカーガイド ロッカーアームとカムまで付ければ〜・・・・!
ヘッド完成で〜す!
ちなみにカムは ケツに76度?と刻印してありますが
正体不明です・・・・・
これはバルタイ取りの時にでも明らかにしようかと・・・

さてさて これでヘッドも完成?しましたので
後は乗せてバルタイに・・・・・・
今週末即座に取りかかりたい所ですが
仕事の都合で再来週になる予定・・・・・・・・
むむむ・・・・年内完成に暗雲が立ちこめて・・・・・・
なにはともあれ 目標目指してGO!です!

マロリーのユニライトデスビ変換キットです!
当然8気筒用ですが・・・・・


中身はこんな感じ・・・・
ルーメニション同様光学式なので
ピックアップユニットとチョッパー兼ローターが入ってます


日立ECCSデスビに組み込み・・・
ユニットの取り付け高さはこのあたり・・・
なので・・・・



概略形が見えて来ました・・・・


ローターとデスビ軸の位置関係を確かめたら
その部分に切り欠きを作って
回り止めのコマを作成


概略こんな感じに・・・・・


削り終わり・・・
8気筒と6気筒が混在してるので
切り欠きだらけ・・・・・


ホイ! マロリーユニライトデスビの完成!
第315話
何もしてないので
過去ネタで・・・
(マロリーユニライトデスビ作成)
2005.12


え〜と・・・・ 仕事の都合やらなんやらで 
エンジンの方は全く触っていません・・・・・

こんな時の過去ネタ(笑)と言う事で
脱線して デスビ作成の模様をば・・・・・

まず ことのいきさつは 
旧カメ○リデスビの不具合に若干悩まされたのもあって
(現在は対策済み)
他の物はなにかないだろうか?と方々当たっていると〜・・・・
格安にてマロリー製 ユニライト変換キットを発見!
このユニライトはカメ○リ製やワコーのキットなどの中身に使われてる
ルーメニション製と同じく光学式で
ピックアップ特性も大して変わらんだろうと言う事で
即買いしてたヤツです 
このまま組み込めば動作するようで
アンプもいらないみたいだし お手軽な感じもしますね・・・・
8気筒用って所が気になりますが
光学式なので 最悪チョッパーを作れば問題無し?
そんな感じでいつもながら行き当たりばったりで作業開始!

まずは大体の位置関係を掴む為高さを合わせて計って見ます!
う〜ん・・・・大体モジュールはこのあたりか・・・・
この位置だと 固定出来ないので
1ミリ板で天板を作って そこに固定用やら配線通しやらの
各穴を開けます!


1ミリ板で天板を作って 必要な穴を開けます



お次はデスビのローターで
ローターの長さが違うのですが
センサー遮断のチョッパーも含まれてる為
コレを使うしか無い・・・・・
そんな訳でこちらも 真鍮の板を切りだしてローターを作成!
取り付けは 都合がいい事に スクリュで止めてあるようで
コレをペンチで掴んで無理矢理外し
ECCSデスビに合うよう穴を開けて・・・・
念には念を押して 接着剤を使って取り付けました!


ローターの長さも合わないので真鍮板で作成&交換
(右ECCSのローター 左ユニライト)


さてさて最後は 冒頭でもあるように
8気筒用のフルトラキットなので ローターの
検出用切り欠きの変更です!

1番の位置とその反対側を基準にして
足りないぶんの残り4個を 金のこで削って作って行きます!

コンパスで6角形を作って
その位置を削って〜・・・・・・・・・・
ホイ6カ所完了!
これで6気筒用に切り欠きが出来ましたが
6気筒と8気筒が混在してるので
使わない8気筒用の切り欠きに裏からテープを貼って〜・・・・・

ローターとキャップを付ければ〜・・・・
ホイ! マロリーユニライトデスビの完成!
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
6気筒用の物だと もう少し簡単に行くと思います・・・ハイ・・・・・

なにはともあれ お茶濁しの過去ネタと言う事で・・・・・
さて・・・来週にはエンジンに取りかかるぞー!


最後はコレ・・・・
検出の切り欠きが8気筒で8カ所なので
1番と反対側はそのままに
残り4カ所を新たに削って作成!



使わない切り欠きに 裏からテープを貼って〜・・・・

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